通りの魅力
写真は、横浜の元町通り。
昨夜久しぶりに行きました。
昔、元町の近くの設計事務所にいましたので、
その頃はよく
ランチに行ったり、
散歩したり。
写真を見て、
他の商店街にはない
建物の特徴があります。
建物の2階部分が歩道の上にせり出しています。
これは、
元町通り街づくり協定で
通りに面する建物は、
1階部分の壁面を後退させ
空間をつくり、
それを各建物が行い、提供し
雨に濡れない歩道を連続的に確保する
と決められているそうです。
よくアーケードは見かけます、
雨に濡れない歩道確保のために。
それは便利だと思います。
ただ、、、
空が見えなくなります。
天候がわかりません。
季節感がなくなります。
どんな商売でも、
最終的には、ヒト対ヒト。
そのヒトは、案外環境に左右されます。
例えば、雨の日は憂鬱な気分になるとか。
全天候型の空間にすれば、
環境に左右されることが少なくなり、
商売がやりやすくなるかもしれません。
ただ、
商売がやりやすい、と
商売がうまくいく、はちがうと思います。
商売がうまくいくには、
ヒトを左右する環境を
味方につけた方がいい。
だって、最終的には、ヒト対ヒトですから。
なのに、環境自体を排除してしまったら、、、
シャッター通り商店街もうなづけますね。
そんなことを考えて、
元町通り街づくり協定で
決められているわけではないと思いますが、
雨に濡れない歩道があり、空もある。
いいですね。
やっぱり、夜空が見えないと。
気分がちがいます。
だって、ヒトですから。
コメント