人とアートと建築02
人とアートと建築の関係を一番表している場所は、、、
美術館です。
先週末、台風の中、横須賀美術館に行きました。
建築家の山本理顕の作品です。
美術館というと、
展示室の白い壁、白い部屋、白い箱の連続で
建築はそれだけを用意すればいい、
あとは、絵の作家が主人公、というのが一般的かもしれません。
しかし、
そこに、人とアートと建築の相対的な関係性を持ち込むと
違った展開が、、、
関係性が昇華するというか。。。
人とアートと建築は、
バラバラな存在ではなく、
独立しながら、補完し合って、
違った世界をつくり上げる。
金沢21世紀美術館。
その、人とアートと建築の相対的な関係性を持ち込んだ美術館。
美術館のレベルは、その国の文化レベルの指標です。
わたしは、
日本の美術館建築は世界レベルの作品が多い、と思っています。
その中でも、金沢21世紀美術館は群を抜いていいです。
その良さは、人とアートと建築の相対的な関係性の良さ。
子供が、大人がみんな笑顔で楽しそう。
難しい顔をしている人はいません。
これは、体験してみないとわからない。
ちょっとでもアートか建築か住宅に興味がある方ならば、
是非一度、行かれることをオススメします。
わたしは、、、ちょっと衝撃でした。。。
で、横須賀美術館です。
すばらしい美術館建築だと思います。
ただ、
人とアートと建築の相対的な関係性は、視覚的なことだけではありません。
現代のわれわれが設計する時、
やはり、
相対的な関係性の部分に手を付けないと
進歩がない、、、20世紀の建築とは決別しないと。。。
そんなことを感じ、考えながら台風の中帰路に。
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