らしさは必然か

らしさは建築には必要なのか、物全般にいえることかもしれないが、「らしさ」がないと人はどうしていいのかがわからないのかもしれない。

建築以外だと「らしさ」から人は使い方を推測するので、「らしさ」は残しつつ、余計な物は削ぎ落として、シンプルに機能性重視のデザインでつくるか、もしくは「らしさ」にデコレーションして、「らしさ」に付加価値をつけるか。

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付加価値をつける場合は気をつけないと、やり過ぎると「らしさ」が消えて何だかわからなくなる。それがアート作品であれば、それはそれでいいのだが、使い道や用途があるならば、道具としての、物としての「らしさ」が無くなると価値も無くなる。そのことがわからずに、よく勘違いしている物を見かける。

使い道や用途がはっきりしているならば、やはり「らしさ」は必要なのかもしれない。ならば、建築にも当然「らしさ」は必要になるはずだが、なぜか同意しつつ違和感がある。

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