小片を積み重なるがごとく集めて、ひとつのものをつくりあげるように考えるのが面白い、と最近思う。はじめに何をつくるかを決めて、そこに向かって集めていくやり方もあり、たぶん世の中の大多数のプロジェクトはそのやり方だろう。ただ、はじめに決めてしまうことで、すでにさまざまな可能性を潰すことになりはしないか、と思う。
とりあえず、少しずつ集めていきながら、それらを積み重ねながら、何にするかを考えても許されると思うし、その方がその都度可能性の見極めができる。やはり、可能性に焦点をあてながら積み重ねた方が面白い。