人が意識する内外と、建築における内外はちがう。そのズレがつくりだす微妙なちがいが建築空間に影響を与える。そこがおもしろい。
では、どうやってズレをつくりだすか。一番簡単なやり方は、外で使われているアイテムを内に持ち込むこと。例えば、土間。例えば、木。ここ何年かよく見られるのが室内に木を植えること。そこで人の意識と建築との間でズレをつくる。
いまのところ木を植えるつもりはないが、土間を取り入れようかと考えている。土間はすでに内においても一般的なアイテムだが、木を植えるより、まだまだ可能性があると考えている。