緑がほしい、できれば木を植えたいとおもうと、まず場所を確保するだろう。その場所は緑や木の生育にとっていい場所で、人目に触れる場所を選ぶ。ただ、緑や木が単独で自律的に存在するよりは、人と関わる、建築と関わるようにしたい。
都市部で建築する場合、広い空地を確保することがむずかしく、緑や木と建築や人との距離が近くなる。どうしても緑や木は自然の中にあるものだから、広い空地に緑や木を配したいとおもうし、狭い場所では窮屈だと勝手におもってしまう。
都市部には都市部なりの緑や木の配し方があるのだろう。建築に寄生させるのもおもしろいが、もっと別の方法をかんがえよう。