宝さがし

よいイメージを連続して見ていくと残像が重なり合い、共通点だけが鮮明に浮かび上がり、その他の部分は曖昧な靄のなかに埋却していく。普通はそこで鮮明な部分だけに注目していくのだろうが、埋却していくものをすくい上げることに興味がある。

もし埋却したものの中にしか現れないものがあるとしたら、それこそ次につながる可能性の種ではないかと思う。そのようなものを見つけようとする行為は宝さがしのようでおもしろい。

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