東京の建築家の想い - 建築家 仲村和泰
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この地で昭和22年に創業して以来、
当社は木造の建築を中心に、鉄骨造などのマンション・店舗を含め、
お客さまのご要望に一生懸命にお答えすることで
60年以上にわたり地域の皆様のおかげで発展することができました。
いろいろな方からご支持を頂きまして、本当にありがとうございました。
その間、木造の住宅のみならず
神社仏閣の造営などにもだずさわらさせて頂きまして、
祖父、父ともに大工の腕を存分に発揮する機会を頂きました。
私は3代目として受け継ぎました。
しかし、私は大工にはなりませんでした。
私は大学を卒業後、設計事務所に勤務しました。
なぜ、大工にならなかったか?
それは、
「きっと普段見ている家より、もっといい家があるだろう。」
「それを研究して、もっといい家をつくる。」
と考えたからです。
私が物心をついた時には、大工は設計士が描いた設計図に従ってつくっていました。
もし設計士の技量が乏しかったら。。。
だから、私は設計事務所に進みました。
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『住宅の可能性を追求して、お客さまにそれを還元するため』
この仕事をしています。
住宅や建築の世界は奥が深く、広いです。
お客さまの知らないことがまだまだたくさんあります。
現在よく目にする住宅のほとんどは
「もっと深く可能性を追求すれば、良くなるのに」と思うものばかりです。
では、どう良くなるのか?
本当の意味での『わたしの居場所』と思えます。
一生に一度の家づくり、
いろいろな想いをつめ込んでみませんか?
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私は
お客さまの想いを実現することで、
『街並みが少しでも良くなれば』と考えてます。
これは決して大げさなことを言っているのではなく、
私が日々の生活や仕事の中で感じていることが発端です。
大都市の中心地をのぞき、街並みを形成している建物は住宅です。
しかし、
ほとんどの住宅は、街並みのことなど何も考えもしないで、勝手気ままにつくっています。
その結果、
美しい街並み、誇れる街並みではなくなってしまいました。
みんなの街並み、みんなの居場所と考えれば、
勝手なことはできません。
奇抜な家はつくれません。
街並みを形成することを意識し、街並みに貢献する住宅を設計します。
その結果、お客さまが誇れる家ができます。
それが、その地域に住む上で、住む人にとっても大切ではないでしょうか?
有限会社仲村建築店 代表取締役 建築家 仲村和泰
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